一人の子どもを探す結束力
先日行きつけの雑貨屋さんに立ち寄ったときのことです。
駐車場の近くで大声で泣く女の人を見かけました。
近くに行くと20代くらいの女性でした。
すごく取り乱していたので「車にトラブルがあったのかな?」「失恋のショック?」と勝手に想像を巡らせていました。
同じような考えの人が周りにもおり、その女性に話しかける人も数人いました。
私も気になったのでその女性に話しかけようと近づくと先に事情を聞いた方より「子どもがいなくなったんだって」と教えてもらいました。
周りにいた方はいなくなった子どもを探そうと団結し、Aさんは東方面を、Bさんは西方面を、Cさんは北方面を…など手分けして探すこととなりました。
探し始めて間もなく、取り乱していた母の母(つまり子どもの祖母)が子どもを抱きかかえて戻ってきました。
無事に戻ってきた子どもの姿を見て一同は喜びの拍手。
4歳くらいの子どもは雑貨屋さんを抜け出して、近くの大型ショッピングモールに一人で行っていたそうです。
車通りも多いところなので、事故や事件に巻き込まれておらず一安心でした。
見ず知らずの人が集まった捜索でしたが、全体が一つになった雰囲気に参加できて、よい気分にもなりました。